四季工房だけが行う手間ひまかけたオリジナルの家づくり

株式会社四季工房 手間ひまかけた家づくり

日本の山は木が余って困っている 2

 たしかに、木、土、紙といった天然素材だけでつくられていた昔の家には、和室と洋間とかいう区分はなくて、家全体が日本の風土や気候と自然に一体化している感じでした。
 それではいったいなぜ、外材がこれほどもてはやされるようになったのでしょうか。
 この疑問を今度は、いつもお世話になっている材木屋さんにぶつけてみました。
 「そりゃあ、外材は手軽に加工できますからね。割れたり反ったりすることが少ないんですよ。その点、国産材は湿気の多い日本で育っているから、どうしても狂うし、ねじれるし、割れやすい。だから敬遠されるんですよ」
 「なるほどね。だから、家の梁を、アメリカ産やカナダ産の米松なんかでつくるわけだ。昔からそうだったんですか」
 「まさか。昔は梁だって、国産の松の木でつくっていましたよ」
 「つくろうと思えばつくれるのに、どうしていまは外材に頼っているんですか?国産材の流通量が少ないから?」
 「とんでもない。山では余って困ってるくらいですよ」
 皆さんの中には、日本の森を守るためには外国の木材を積極的に使ったほうがいいのではないか、とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。でも、実際はその逆なのです。
 日本の国土の67%は森林で、森林のうちのおよそ四割が間伐を前提としてつくられた人工林で成り立っているため、木と木の間隔が非常に狭くて過密です。木は大きく生長しすぎると、葉が密集して、日光を遮るようになります。すると、木の下の方にある葉っぱが真っ赤になって枯れ、上の方ばかりが不自然にヒョロヒョロと伸びてしまいます。日光の差し込まない地面には下草も育たなくなり、土壌がとても貧弱になります。保水力のなくなった土壌はときに土砂災害を引き起こすこともあります。
 木は、生長期にあるうちに間伐をしてやらなければ、大きな木に育たなくなってしまうのです。