四季工房だけが行う手間ひまかけたオリジナルの家づくり

株式会社四季工房 手間ひまかけた家づくり

自然乾燥で含水率を低くする 1

 いい木材を、できるだけ地元や近県から集めたい。以前からそう考えていた私は、産地も、育った環境もちゃんとわかる素性の知れた木材を求めて、東北各地の山林を訪ね歩きました。その結果、松は青森と岩手、杉や檜は福島、岩手、宮城、茨城のものを中心に使用するようにしていったのです。
 国産材は外材に比べて、水分の多い土壌に育つため含水率(木材に含まれている水分の重量の比率)が高く、使うときにはしっかりと乾燥させなければいけません。本来、木は生の状態のほうが加工しやすいので、昔は木材を乾燥させずに生のまま加工して組んでいました。その後、建前をして屋根を葺いた後にしばらく時間をおいてから造作を進めていったので、自然に乾燥させることができたのです。しかし、現在の家づくりは昔と違って、速いペースで進められていくので、昔のやり方は通用しません。そこで、木を加工する前にあらかじめ乾燥させる必要があるのです。
 木の含水率は、生の状態で、だいたい60〜70%ぐらいあります。しかし、この水分の量は、伐採する時期や乾燥方法によって調整することができます。
 たとえば「寒切り」という言葉がありますが、これは木が1年の中でも水を吸わなくなる11月から2月頃にかけて伐採することをいいます。この時期に切ると、木の含水率は比較的低くなります。
 また、これ以外の時期に切ったとしても、伐採した木に葉っぱをつけたまま2〜3ヶ月ほど倒しておけば、葉っぱからどんどん水分を蒸発させるので、含水率は低くなります。これを「葉枯らし」といいます。
 こうして含水率が低い状態にした木をさらに自然乾燥させれば、理想的な木材ができあがります。