四季工房だけが行う手間ひまかけたオリジナルの家づくり

株式会社四季工房 手間ひまかけた家づくり

建具もすべて国産材でつくるという夢を実現 2

 普通、柱には樹齢四十年から五十年くらいの木を使いますが、建具ともなると、通常は樹齢百年程度の秋田杉などを使うのが常識となっていました。しかし、これではコストが高くなり、とうてい一般的には使えない建具になってしまいます。そこで、建具として立派に使えそうな樹齢七十年から八十年の杉の木を選んでつくってみることにしました。
 ところが、つくっていく過程でまた別の問題が浮上しました。建具屋さんたちが、どうしても木肌の色を統一すべきだというのです。
 たしかに杉の板をよく見ると、木肌が赤いところと白いところに分かれていることがわかります。色がまだらになっているのです。昔の建具屋さんは、赤い部分と白い部分が混ざり合っているものを「源平」(げんぺい)といって嫌い、赤いものは赤いもの、白いものは白いもので色をそろえて建具をつくっていました。
 しかし、一軒の家で建具の色をすべて統一しようとすれば、どうしても材料のロスが多くなり、コストが高くなってしまいます。コストの高さはそのまま、売れないという形ではね返ってきます。もともと杉の木の色は自然のもので、源平も自然なのだから、そのまま使っても大丈夫なはずなのです。
「木は節のないものだけを選び、木肌の色はきれいに統一しなければならない」
 先代からこんな”神話”を聞かされて育った職人さんたちは、最初のうちこそ「こんな材料でつくってもいいのかな」と半信半疑でしたが、仕上がってみると思いのほか、いいのものができました。
「こうやってつくってみると、きれいなもんだね」
 これまで四季工房の展示場に来られたお客様から、
「この家の建具はツートンカラーですね」

 と指摘されたことは一度もないので、誰の目にも違和感がないくらい自然に仕上がっているのだと思います。

室内の建具は杉や檜の無垢材を使い職人によるオール手づくりに

室内の建具は杉や檜の無垢材を使い職人によるオール手づくりに

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