四季工房だけが行う手間ひまかけたオリジナルの家づくり

株式会社四季工房 手間ひまかけた家づくり

国産材を使うメリットはこれだけある

 材木屋さんも指摘していた通り、日本の木にはねじれる、狂うという欠点があります。しかし、日本の木はたいへん丈夫で、時間が経てば経つほどいいツヤが出て、どんどん美しくなっていくという長所もあります。外材の場合は、そうはいきません。年数を経ても、真っ黒になってパサパサと油っけがなくなっていくだけです。
 国産材はねじれやすいといわれていますが、木がねじれようとする力を逆に利用すれば、強い結合部分をつくることが可能です。築百年くらいの木造住宅を解体すると、切られて百年以上経過しているにもかかわらず、ばらした木材が再びそこからねじれはじめます。しっかりした伝統工法によってつくられた家は、それくらい強固に組まれているわけです。
 国産材の粘り強さは実験によっても証明されています。同じ太さの国産杉と米松に加重かけて強度を比べるテストを行ったところ、大きくたわんだのは国産杉の方でしたが、先に折れたのは米松だったという結果が報告されています。
 国産材を使うメリットは、これだけではありません。家づくりには複数の職人さんが関わっています。ですから、国産の、しかもその地域の木材を積極的に活用すれば、その地域の林業に携わる方――大工さん、左官屋さん、建具屋さん――といった多くの方々に働く場を提供することができるのです。つまり、建て主が支払うお金のほとんどが、地域経済のために役立てられ、回りまわって自分のところに返ってくるというわけです。これがいわゆる地産地消の原点でもあり、地域循環型といわれる経済のあり方です。
 大手ハウスメーカーで建てると、こうはいきません。主にカナダやニュージーランドなど、外国から運ばれてきら木材を工場生産し、できあいの建材を使って現場で組み立てるだけ。これでは、人手もかからない代わりに、地元に落ちるお金は最小限で、地域の経済が潤うこともありません。
 ねばり強い性質を持ち、地元の雇用をも生み出す国産材は、その土地の風土に一番適した木材でもあります。そんな地域材をどうしても使いたい。その思いは私の中で、日増しに強くなっていきました。そしてあるとき、ついに私は国産の無垢(合板などのように張り合わせていない、一〇〇%純粋な天然木)の木だけを使った家を建てる決心をしました。