四季工房だけが行う手間ひまかけたオリジナルの家づくり

株式会社四季工房 手間ひまかけた家づくり

丸ごと一本の木を使い切ることが大切 2

 ボンドは、床材のリサイクルを可能にするだけではありません。この中に含まれる化学物質が部屋の中に拡散されると、シックハウス症候群(ホルムアルデヒドなど、揮発性の有機化学物質によって引き起これされる症状。目が痛くなったり、咳が止まらなくなったりする)の原因にもなるのです。
 そこで、私達がつくる家は、住む人の健康を考えて、極力ボンドを使わないようにしています。そのため、床や階段を歩くと多少の床鳴りがする場合があります。しかしこれは、無垢材を使った家ですから、ある程度やむをえないことと考えます。せっかくエコロジカルな無垢材を使っても、健康に影響を及ぼすボンドを大量に使ってしまってはまったく意味がありません。
 ところで、中目材を床材として使うということ以外にも、ちょっとした工夫で木材を有効活用する方法はたくさんあります。少し難がある木材は、押入れやデッキに利用すれば何ら問題ありませんし、無駄なく使い回しができます。さらに利用価値の少ない間伐材も屋根の垂木として使うことができるので、私たちはそのようにしてどのような材も使いこなす工夫をしているのです。
 加工の過程で発生するおがくずも、「ペレットストーブ」の燃料にすることができます。ペレットストーブについては第2章でくわしく説明しますが、簡単にいうと木廃材や樹皮などを押し固めた固形燃料「ペレット」を利用したストーブのことです。国産材を建築材として積極的に使っていくことは、たいへんよいことだと思います。しかし、その裏側には、山から採った木の五〇%以下しか有効に使われておらず、残りは小さく砕いてチップにしたり、燃やしてしまっているというやりきれない現状があるのも事実です。使い道がないまま捨てられた木がゴロゴロと転がって、山はまるでゴミ捨て場のような状態になっています。